You can not select more than 25 topics Topics must start with a letter or number, can include dashes ('-') and can be up to 35 characters long.
vitepress/docs/ja/guide/getting-started.md

7.2 KiB

はじめに

オンラインで試す

VitePress をブラウザ上で直接試すことができます。

インストール

前提条件

  • Node.js バージョン 18 以上
  • VitePress をコマンドラインインターフェース (CLI) で操作するためのターミナル
  • Markdown 構文に対応したテキストエディタ

VitePress は単独でも利用できますし、既存プロジェクトに組み込むことも可能です。いずれの場合も以下でインストールできます。

::: code-group

$ npm add -D vitepress@next
$ pnpm add -D vitepress@next
$ yarn add -D vitepress@next vue
$ bun add -D vitepress@next

:::

::: tip 注意 VitePress は ESM 専用パッケージです。require() を使ってインポートせず、最も近い package.json"type": "module" を含めるか、.vitepress/config.js.mjs / .mts に変更してください。詳しくは Vite のトラブルシューティングガイド を参照してください。また、非同期 CJS コンテキスト内では await import('vitepress') を使用できます。 :::

セットアップウィザード

VitePress にはコマンドラインのセットアップウィザードが付属しており、基本的なプロジェクトを簡単に作成できます。インストール後、以下のコマンドでウィザードを起動します。

::: code-group

$ npx vitepress init
$ pnpm vitepress init
$ yarn vitepress init
$ bun vitepress init

:::

いくつかの簡単な質問が表示されます。

<<< @/snippets/init.ansi

::: tip Vue をピア依存関係に Vue コンポーネントや API を使ったカスタマイズを行う場合は、明示的に vue を依存関係としてインストールしてください。 :::

ファイル構成

スタンドアロンの VitePress サイトを構築する場合は、現在のディレクトリ (./) にサイトを作成できます。しかし、既存プロジェクトに VitePress を追加する場合は、他のソースコードと分離するために ./docs などのサブディレクトリに作成することをおすすめします。

例えば ./docs に VitePress プロジェクトを作成した場合、生成されるファイル構成は以下のようになります。

.
├─ docs
│  ├─ .vitepress
│  │  └─ config.js
│  ├─ api-examples.md
│  ├─ markdown-examples.md
│  └─ index.md
└─ package.json

docs ディレクトリが VitePress サイトの プロジェクトルート とみなされます。.vitepress ディレクトリは VitePress の設定ファイル、開発サーバーのキャッシュ、ビルド出力、テーマのカスタマイズコードなどに予約されています。

::: tip デフォルトでは開発サーバーのキャッシュは .vitepress/cache に、本番ビルド出力は .vitepress/dist に保存されます。Git を使用している場合は .gitignore に追加してください。これらの場所は 設定 で変更可能です。 :::

設定ファイル

設定ファイル (.vitepress/config.js) では、VitePress サイトのさまざまな動作をカスタマイズできます。最も基本的なオプションはサイトのタイトルと説明です。

export default {
  // サイトレベルのオプション
  title: 'VitePress',
  description: 'Just playing around.',

  themeConfig: {
    // テーマレベルのオプション
  }
}

テーマの動作は themeConfig オプションで設定できます。利用可能なすべての設定オプションは Config Reference を参照してください。

ソースファイル

.vitepress ディレクトリ外の Markdown ファイルは ソースファイル とみなされます。

VitePress は ファイルベースのルーティング を採用しています。各 .md ファイルは同じパスを持つ .html ファイルにコンパイルされます。例えば index.mdindex.html にコンパイルされ、サイトのルート / で表示されます。

VitePress にはクリーン URL の生成、パスの書き換え、動的なページ生成といった機能もあります。これらは ルーティングガイド で解説します。

実行してみる

セットアッププロセスで許可した場合、以下の npm スクリプトが package.json に追加されています。

 {
   ...
   "scripts": {
     "docs:dev": "vitepress dev docs",
     "docs:build": "vitepress build docs",
     "docs:preview": "vitepress preview docs"
   },
   ...
 }

docs:dev スクリプトを実行すると、即時ホットリロード対応のローカル開発サーバーが起動します。次のコマンドで実行します。

::: code-group

$ npm run docs:dev
$ pnpm run docs:dev
$ yarn docs:dev
$ bun run docs:dev

:::

npm スクリプトではなく、直接 VitePress を実行することもできます。

::: code-group

$ npx vitepress dev docs
$ pnpm vitepress dev docs
$ yarn vitepress dev docs
$ bun vitepress dev docs

:::

その他のコマンドラインの使い方は CLI リファレンス に記載されています。

開発サーバーは http://localhost:5173 で動作します。ブラウザでこの URL にアクセスすると、新しいサイトが確認できます。

次のステップ

  • Markdown ファイルがどのように HTML にマッピングされるかを理解するには、ルーティングガイド を読みましょう。

  • ページ内でできることMarkdown コンテンツの記述や Vue コンポーネントの利用などを知るには、ガイドの「Writing」セクションを参照してください。まずは Markdown 拡張 を学ぶのがおすすめです。

  • デフォルトドキュメントテーマの機能を知りたい場合は、Default Theme Config Reference を確認してください。

  • サイトの見た目をさらにカスタマイズしたい場合は、デフォルトテーマの拡張カスタムテーマの構築 を検討してください。

  • ドキュメントサイトが形になったら、必ず デプロイガイド を読んでください。